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ミッションマネージメント
『ミッションマネジメントの理論と実践−経営理念の実現に向けて−』中央経済社

さらに詳細を、お知りになりたい方は、拙著(2006)『ミッションマネジメントの理論と実践−経営理念の実現に向けて』中央経済社をお読みくだされば幸いです。
  ミッションマネジメント タイトル

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取材こぼれ話〜経営者編


本が売れたのは社長のおかげ 
               加藤充社長/ユニバーサルホーム(於:東京都港区(当時))

拙著『ミッションマネジメントの理論と実践』が発売になって、1週間たったある日、出版社の担当の方から電話がありました。

「昨日、新宿の紀伊国屋で、ご著書が10冊売れたようです。学術書が書店で1日10冊売れるなんて快挙です。幸先いいですね」

著書という一つの作品作りに取り組んだ私たちは、喜びを分かち合いました。

それから数日後、取材をさせていただいた、ユニバーサルホームの社長からお手紙が届きます。「ご著書のご恵贈ありがとうございます。ぜひ我が幹部にも読んでもらおうと、先日、新宿の紀伊国屋で10冊ばかり購入をさせていただきました」

新宿紀伊国屋で10冊…?

快挙は、社長のお力添えの賜だったんですね…。私、すっかり自分の実力と勘違いして、舞い上がってしまいました。

いえ、でも考えてみれば、こんなに嬉しいことはありません。取材を受けていただくだけでもありがたいのに、さらに10冊も購入してくださるなんて。

本を出版した方って、よく「謹呈」として、その本をくださいますよね。それを当たり前と思っている方も多いようです。だけど、私はこの経験をしてから、いただくのではなく、買わせていただいて、サインをしていただくようにしています。

単著の執筆に費やすエネルギーや時間は、並大抵のものではありません。それを、くれるから、ときに仕方なしにちょうだいして、「あっ、そういえばあの本どこにいったかなぁ」これではあまりに、かわいそうです。

敬意を払っていることを形にする。それは「立派だね」を100回言うよりも、1冊買ってあげることです。ところが、これ、なかなかできません。だからこそできれば、人は心から喜んでくれるような気がします。

社長、次回、出版することがあれば、10冊謹呈させていただきますね。



 


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 取材こぼれ話〜経営者編

1.
論文には絶対書かない「こぼれ話」
2.
察した言葉に心が開く 檀克義社長/ローランド
3.
本が売れたのは社長のおかげ 加藤充社長/ユニバーサルホーム
4.
何気ない一言が灯りをともす 大星公二相談役/NTTドコモ
5.
20年ねかせた日本酒をお相伴 堀場雅夫会長/堀場製作所
6.
手のぬくもりは心を癒す 山本徳二社長/たねやグループ
7.
想いを共有できる熱さに活気づく 田中英一社長/ローランド
8.
人生を好転させる「利他」 塚越寛会長/伊那食品工業
9.
身についた一流のダンディズム 堀場厚社長/堀場製作所
   
 
*役職はインタビュー当時

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