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Aフィールドリサーチでの心がけ |
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雅子ゼミでは、組織に出向いて調査を行う「フィールドリサーチ」を、可能な限りすすめています。それは「現場に通うことが経営学には求められる」と私自身が思っているからですが、それだけにとどまらず、その経験が、学生にとり、今後何かの役に立ってくれると信じているからです。調査に出向く際は、以下のことを心がけましょう。 |
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1 |
インタビューイに対して、「時間をとっていただいて、本当に嬉しい、ありがたい」という気持ちをもつこと。
「時間をとらせてしまって申し訳ない」とは思わないこと。一見、この二つは同じように感じるかもしれませんが、後者の気持ちで行くと、聞きたいことが十分に聞けない危険をはらんでいます。逆に前者の気持ちをもっていると、本来聞けない話まで聞けてしまうかもしれません。インタビュアーの「感謝の気持ち」と「聴く態度」が、相手の心を開かせるような気がします。そして、時間をおとりくださった「気持ちを裏切らない」、その想いをもって論文執筆に取り組んでください。 |
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2 |
素直に正しく聴くこと
ほしい答えがあると、そちらに話をひっぱるような質問をしたり、先入観をもって聴きがちですが、モデルや仮説が正しいとは限りません。相手が話したそのままを正しく聴きましょう。 |
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3 |
インタビューさせていただく企業や人物、その周辺について研究をしてから行く
これは言うまでもなく、あたりまえのことです。 |