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ほろ酔いだっこ2003

 
 難があるから有難い

なんだか好きになれない人っていますね。

性格がひねくれているとか、仕事への責任感がないとか、なによ、この人って思うことってありますね。

でも、その人の「イヤさ」のおかげで、自分のもっている「よさ」が目立っていると考えると、どうですか?

世の中の人が皆、聖人君子のように気高い性格で、偉人伝記で読んだように能力が高ければ、自分のよさなんて、ゼンゼン目立ちません。何をしても追い付けない。それ、ツラいですよ。

その点、イヤな人は、自分に何の努力も強いず、自分のよさを浮き上がらせてくれる。

「筆談ホステス」で有名になった女性が言っていました。「難が有るのは有難い」と。

自分の短所は人を光らせ、人の短所は自分を照らしてくれる。とすれば、卑下することもなければ、憤ることもない。

結局、難が有るから有難いということに気づいた人が、一番有難いんですね。




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