とある学生の件で、そのお母様とやりとりをする日々。連絡が夜にならないと取れないため、帰宅してから電話をかけ、込み入った話が延々と。
いろいろお話をしてみて、あらためて教えられたことがあります。それは、誰しも何かを抱えて生きているということです。
人前で決して見せない不憫さ。というと語弊があるかもしれません。だけど、それは誰しも形を変えて持っているものです。
立ち止まり、過ぎ去った日々に想いを馳せ。どこか残念で、どこか孤独で、どこかやるせなく。人はそんな感情を抱えながら、隠しながら、生きている。
自分だけに焦点をあてると、了見狭く、自分一人だけがなぜ?と感じられるときもあるけれど、決してそんなことはないんですよね。形が違うだけ。出る面が違うだけ。
お母様の想いを、いかにその学生に投影させることができるのか。しばらく、向きあう日々が続きそうです。
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