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ほろ酔いだっこ2003

 
 進むべきか、手放すべきか

突き進むべきか、それとも諦めるべきか、迷うときってありますよね。

そういうとき、経営者やスポーツ選手の自伝を読むと、「諦めてはいけない!成せば成る!」というようなことが、よく書かれています。

そうか、やり続けることが大切なんだ…。

ところが、心理系やスピリチャル系の本を読んでいると、「執着しているからダメなんだ!手放せば、こんなにカンタンに入ってくる!」というようなことが書かれています。

そうか、手放すのか…。

で、さっぱり、訳がわからなくなってきたことって、ありませんか?

諦めないことと、執着していることは、どう違うんだろう?経営者のそれは執着じゃなかったんだろうか?私はそのあたりが、わからずにいました。

でも、いろいろな本やブログを読んでいて、その違いに、ついに気づいたのです!

それは、否定感や抵抗感を伴うものは「執着」であるということです。たとえば、否定されたような気持ちがぬぐえない。悔しくて抵抗している、抗議しているというような状態です。

一方、「諦めてはいけない」のは、否定されていようが、失敗続きであろうが、そんなこと問題にもならず、「やってやる!」と思えるものです。

私には、諦めかけていたことがありました。もう疲れたし、手放そうって。だけど、この違いがわかったとき、「私の想いは執着じゃない!」と気づいたのです。「ここで諦めたら、自分がかわいそうだ!」って、はっきり思ったんです。

To be or not to be, It's problem.

成すべきか成さざるべきか以上に問題なのは、自分の想いのありかを見極めること。

自分を裏切らない選択をしたいものです。




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