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ほろ酔いだっこ2003

 
 花火を見ながら「運」を考える

昨夜、みなとこうべ海上花火大会がありました。今年は神戸のお役に少しでも立とうと、花火に協賛。サポーター席で花火を鑑賞しました。

サポーター席は、いすが用意されていて、人数分を自分たちで確保するというシステムです。私は直前に着いたので、なかなかいすが見つかりません。想像以上に多いサポーター数です。

ところが、かばん置き用に、いすを確保している人たちがいて、それで見つけにくいことがわかりました。

人数分だけとればいいのにねというと、説教くさいですか。実はこの考え方、北野武さんに影響されています。私、彼、好きなんです。情と毒が混在していて、非凡な魅力があるでしょ。

武さんが、もうかなり前ですが、「運というのは限られているから、自分は絶対無駄遣いをしない。小さな運を貯金して、それを映画の動員数とか、番組の抜擢等に遣いたい。人気商売っていうのはそういうものだ」、というようなことを言ってられて、共感したことがあります。

小さな運っていうのは、席を譲るとか、不必要なクーラーは消すとか、そういうたぐいのことです。

それって、結局、資源の有効活用とか、人への配慮とかに、つながっていくんですよね。だから、おのずと運だってよくなる、そういうことなんだろうなって、感心したんです。で、それから私も実践するようになりました。

運気が上がったかって?よくわかりません(-_-;)。だけど、続けていると、なんとなくイイ気分です。

運を溜め込んで、ドドドーンと運を遣う武さんは、花火のようでもありますね。さて、どんなふうに運をつくりあげ、どんなふうに運を遣いましょうか。

目の前の海から上がる花火の「花」を全身に受けながら、そんなことを想った一夜でした。




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