遅々として進まない震災復興の傍らで、それにじっと耐え忍ぶ東北地方の方々の姿は、痛々しくもあります。寒い冬を耐え忍ぶ姿にも重なる、その黙々とした姿は、政府の不甲斐なさを際立たせます。
ラテンがかった大阪のおばちゃんなら、こうはいかないでしょう。マイクを向けられたら、
「管さん、たいがいにしーや」「そやそや、あんたの理想実現なんか、どーでもええねん。うちらの生活、真面目に考えてくれてんの?」「あんた、アカンわ。サッサとやめ!」
と、半ば暴れて訴えるような気がします。
能力が高く、国民目線をもった強いリーダーの登場を、そんな人がいるかどうかも疑問ですが、これほどまでに国民が切望したことは、今までにないといっても過言ではないでしょう。
そんな話を授業中にしてから数日後、和歌山に震度5の地震がいきました。和歌山市に隣接している当大学も揺れたようです(私は無事、神戸に帰っていました)。
「大阪のおばちゃんが暴れるかどうか、もうすぐわかりますね」と学生。
…うかつなことはいうものじゃありません…。だけど、言ったことがなるのなら、やっぱり声を大にして言いたいものです。神経が摩耗したような方に、被災された方の痛みがわかるとは、とても思えないんですよね、、、と。
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