大学でのこと。体育会系の某部員たちが、あるときを境に変わりました。目に見えて感じがよくなっています。
先日、彼らと話していて、その理由がわかりました。それは監督が変わった、その日を境に意識が変わったようです。
その監督はこうおっしゃったと言います。「勝てるかどうかより、人として立派であれ。人の役に立てる人になれ」
スランプに陥っていた部員などは、気持ちがラクになって、むしろいい成績が出るようになったと言います。実際、快進撃が続いています。
「勝つ」ことから意識をはずして、「人としてどうあるか」にシフトする。目に見えて変わった学生を目の当たりにすると、「意識をどこにもっていくか」、その大切さがわかります。
自分にとって最善であると同時に、第三者にとっても最善。そういう考え方ができれば、おのずと物事は良い方向に進むのでしょう。
時代はもはや競争する時代から共存する時代へ。目に見えない想念が、一役かってくれることを教えられます。
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