tanakamasako
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ほろ酔いだっこ2003

 
 短所から得られる幸福感の巻

私は幼いころから手先が不器用で、無理してすると、壊したり破いたりしてしまって。。こういうのって度を過ぎると、もう努力してもムダだって諦めるようになるんですね。

ところが!一人暮らしをしてて、この手先の不器用さはすごく不便。

チーズに蜂蜜をかけて食べようと、岡本の蜂蜜ショップまで買いに行ったものの、いざビンを空けようと思うと空かない・・・。お買い物に行くためのショッピングカートを買ったのに、キャスターがうまく取り付けられない・・・。

もう、そんなことが山のようにあるんです。

で、どうするかというと、もはや努力をする気はなくて、宅配便のお兄さんとか、近くのときどき行くお店の人とかにしてもらうんですね。

そのときの対応が、どの人も実に親切なんです。

「ちょっと荷物もっててくださいよ。あ〜、これは固いですね。う〜ん。あっ、空きました!!」って感じで、汗をかきながら対応してくださったり、なかには「また困ったことがあったら言ってください」なんて言ってくれる人もいる。

そのたびに、人っていいな、捨てたもんじゃないなって思いますね。短所の反作用として得られる発見というか、ささやかな幸福感ってあるなぁと(もしかして、図々しい?)。




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