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ほろ酔いだっこ2003

 
 夏の宿題は家族のコミュニケーション向上のためにあるの巻

夏休みももうすぐ終わりですね。この時期は、お父さん、お母さんの、宿題お手伝い大忙しの頃では?

私も両親にはお世話になりました。「どうして、こんな間際に言うの?」と言われ・・・。だって、間際に言わないと手伝ってもらえないもん、などと思ったものです。

父は工作と社会、母は家庭科ときには国語も。それはもう、てんやわんやでした。社会の地図の模型などは、父が率先してしてくれたものの、ニスまで塗ってテカテカにして、なんでこんなに気合いれてるんだろうと思ったこともあれば、あまりに母が上手にスカートを縫ってくれて、先生から「こんなことまで教えませんでした」って言われて、冷や汗をかいたり。

通りすぎて思うのですが、夏休みに課される宿題って、本人の実力向上のためなんかじゃなくて、家族のコミュニケーション向上のためだったんじゃないかって。

ふだん、そんなに仲のよくない両親が、あのときは一致団結して、まず私を責める。そして、イヤイヤ手伝う。最初は「○○ちゃんなんて、この前会ったら、全部済みましたって、言ってたわよ」「雅子、こういうのは人にしてもらうと、力がつかない」と、ブツブツ言われ。

だけど、気がつくと、ご飯を作るのも、食べるのも忘れて、取り組んでくれて、最後には「もっと早く言ってくれれば、もっといいものができたのに!」などと、驚くようなセリフを、両者共々のたまう。父などは、写真まで撮る。そして、もう、いいいかげんにしてよ!というのは、私のセリフになるのでした。

夏のセピア色した想い出は、あたたかい家族を映し出します。いいものです。

だけど、この依存心の強さは、いまだに私の性格の一部分として、残っています。今頃になると、うえーん、誰か手伝ってよと言いたい気分に駆られるのは困ったものです。




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