言葉のチカラ
あきらめないことが勝つ秘訣
その、2、30人のなかで僕がいちばんうまかったから物書きになったのかというと、絶対違うんです。わずか、2、30人のなかでも、僕よりうまかったのが最低でも5、6人はいました。その当時。絶対に僕より才能があった。その連中がひとりも物書きになっていないのは、仕事とか家庭の問題とかで、あきらめただけなんです。
高橋克彦(1991)『小説家−乱歩賞受賞作家の小説入門』実業之日本社
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