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 言葉のチカラ

豊かさが行き着くところ

人びとは、長年の「開発」「発展」「成長」に引っぱりまわされて、疲労困憊してしまい、「もういい」といいはじめたのではないだろうか。それに「豊かさ」「飽食」の現状に、とくに大きな不満があるわけではない。まさに「もういい」のである。これでは、経済が急スピードで成長するはずがない。だが、考えてみれば、それでもいいと考えるのが、じつは「豊かさ」というものなのかもしれず、「足るを知る」ということなのかもしれない。ほんとうに、「豊かさ」とは厄介なものである。まだ、貧しくて事態がストレートそのものだった頃は、ほんとうによかった。

飯田経夫(1997)『経済学の終わり−「豊かさ」のあとに来るもの』PHP研究所


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