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見果てぬ夢と現実と

 
ラッフルズホテルで飲みたいシンガポール・スリング シンガポール/マレーシア

シンガポールと言えば、ぜひ叶えたい夢があります。

私はカクテルはめったに飲みません。だけど、たまに飲みたいなぁと思うときがあります。それは「シンガポール・スリング」。ジンベースのカクテルで、シンガポールのラッフルズホテルのバーテンダーが、最初に作ったと言われているカクテルです。

シンガポールに行ったとき、屋台だぁ、ショッピングだぁと、終日フラフラ遊び回り、肝心のシンガポール・スリングを飲む時間が捻出できませんでした。次回は、ぜひ!そのためだけに行きたいと思っています。そうなると、思い出されるのは三島由紀夫。

実は私、彼の耽美主義に影響を受けました。女性が美しくいるための、ガンとした哲学というか、偏った美学が表現されていて、妙にハマったというか、それを意識していた時期さえあったほどです。まぁ、ナルってると言われれば、それまでなんですけれどね。こんな一節はお手本になります。

『朝子は、女の注文すべきお酒は、まず第一に女のお酒、リキュールやワインやキュラソーや甘いカクテルでなければならぬこと、第二に、その日着ている洋服の色に合った色でなければならぬことを父からきつく教えられていた。今日、朝子は淡い葡萄色の洋服を着て共色の靴をはいていた。そこで父親の教育のかいあって、葡萄酒を注文したわけである』
                    
これに倣って、ラッフルズホテルでシンガポール・スリングを飲むときは、柔らかな素材の赤のワンピースを着ましょう。アクセサリーは、水色とオレンジのコンビネーションが利いた色使いで、南国の夜を表現するというのはどうでしょう?お化粧はヌーディに、あまり色を感じさせないメイクで。

もちろんエスコートしてくれるのは、気の利いた、ちょっとステキな彼。こんな夜は、女性は綺麗でいることだけが仕事だと思ってくれる人。私は時計はしませんから、あなたがタイムマネジメントしてくださいね。

そんなことを夢見ながら、現実は、、、

わがゼミ生はちゃんと卒論書いてくれるんでしょうか。このままだと、また夜な夜なの指導に突入しそう。今年は男子学生が大半だし、やっぱりカップ麺とかスープとか、研究室に揃えておいたほうがいいですよね。はぁ、、、シンガポール・スリングどころか、ソツロン・スリリング!ガク〜。




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