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見果てぬ夢と現実と

 
女将に学ぶ人の心の動かし方 釜山/韓国

遊びに遊んだ釜山から帰国して、今日はゆっくり寝ようとベッドに入ったのも、つかの間。深夜からムカムカ、朝まで吐き続けました。貝類が大好きな私は、海辺の町とばかりに、大量にあわびやサザエや牡蠣を食べたことを思い出し、大反省。海外で火が通ってないものを食べるなんて。ウカツだったぁ。あたったんだ。。。

お店に入って注文をしたときのこと。メニューを指さしながら、まずは貝盛り合わせの「少」を注文。すると女将は、ハングル語とヘンな日本語のチャンポンで、「少は、チョボチョボ」と言います。チョボチョボ?少ないってことかな?でも、それでいいですよと言うと、首を振り、気がつくと、なんと!私の人さし指をもって、「大」と書かれたところに、置き直すではありませんか!

指をもたれ、すっかりウケた私は、その愛嬌ある商魂に脱帽。「大」を注文しました。で、日本に帰ってきてから、この調子に…。

結果的に事なきを得たから、笑って言えますが、あの女将には見習うことがたくさんありました。

私は、無理強いしたり、強く出たりすることが、ほとんどありません(自己申告です)。でも、「イヤだぁ、イヤだぁ〜ん、コレやってくれなきゃ、イヤだぁ〜」と甘えたり、「なんで、こうしてくれないのッ、どういうことッ?」と女王様的に出たりして、欲しいものを手にする人たちを見ると、どうすればできるんだろうと、心ひそかに羨ましく思ってきました。

それは、やっぱりできないとしても、この手があったんですね。女将のように、まず!笑顔。人が心を許す、あの笑顔。次に、体に接触しながら、自分が願う方向に仕向ける。これなら私にもできそうです。試すなう。

そんなことを思いながら、今日もスゴスゴ職場から帰ってきて、ビール、プシュッと開けてる私って……。




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